中国の民間芸術『暮らしのなかの造形 ― 中国・民間芸術のかたちと祈り』展を見に市原湖畔美術館へ行ってきました。
市原湖畔美術館は、千葉県高滝湖畔に佇む美術館。
東京からは、アクアラインを通って圏央道市原舞鶴インターを降りてすぐのところにあり、一時間程度で着きます。敷地内には広場やイタリアンの店。湖を望める展望台もあります。美術館はチケットを買ったその日なら再度入館可能なので、のんびり一日滞在できます。
そんな市原湖畔美術館で5月21日から行われてきた、炎黄芸術館の民間芸術コレクションをやっと見る事が出来ました。
市原湖畔美術館と炎黄芸術館は、一緒にイベントやワークショップを開いたりしながら企画を温めてきて、今年初めて大々的な展覧会にこぎ着けたのだそうです。
美術館に入ると、北京の胡同にあるような昔ながらの家の入り口の写真があり、そこを抜けると、沢山のコレクションが出迎えてくれました。
子供の服や家に飾ってある装飾など、中国でよくみかけるものをこうして集めてみると、デザインがとても可愛くキレイなものばかりだと気付かされます。
私は20年前中国に少し住んでいたので、その頃を思い出し非常に懐かしい思いで見ました。
これらの大きな特徴は、描かれた動物などの図像にはそれぞれに意味があることです。装飾品であることにとどまらず、魔除けや子孫繁栄などの願いが込められていて、親から子へそして家族への思いがつまったものなのです。
小物であったり、枕や衣服など生活の中に当たり前のように受け継がれてきた小物たちひとつひとつに愛情が込められているように感じられます。
展覧会の模様を動画でご覧下さい。
また、ここ市原湖畔美術館ではワークショップなどのイベントが盛りだくさんに行われております。
この日は切り絵。中国の作家さんによるパフォーマンスと体験ができました。
中国の伝統文化に触れられ、楽しめる展覧会でした。開催は7月3日まで。
湖畔の美術館で一日過ごすのもいいですよ。
開催情報
会期:2016 年5 月21 日[土]–7 月3 日[日]
展示デザイン:アトリエ・ワン
開館時間:平日10:00~17:00、土・祝前日9:30~19:00、日曜:9:30~18:00(最終入館は、閉館時間の30 分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合、翌平日が休館)
入館料:一般: 600 円(500 円)、大高生・シニア(65 歳以上): 500 円(400 円)、
※()内は20 名以上の団体料金
中学生以下・障害者手帳をお持ちの方およびその介添者(1名まで): 無料