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【台湾イベントレポート】台湾映画の新しい潮流を感じよう〜上映会トークショー 第4回『シルク』

6月17日に台湾文化センターで「台湾映画の新しい潮流を感じよう! 〜上映会&トークショー」の第4回が行われました。今回は、サスペンス映画『シルク』。

 

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『シルク』は日本から江口洋介を迎え張震チャン・チェン)とダブル主役のうえ、 林嘉欣(カリーナ・ラム)、陳柏霖(チェン・ボーリン)、張鈞甯(チャン・チュンニン)、徐熙媛(バービィ・スー)という豪華キャストで話題になった作品です。

監督は名脚本家としても知られる蘇照彬(スー・チャオピン)、美術は日本の種田陽平エスニックな世界観が広がっています。 制作費2億元は当時としては最大で、この年の国産映画の興行成績もトップ、2200万元をあげました。

台湾では数少ないサスペンス映画の成功例で、日本でも2006 年東京国際映画祭、2008 年に台湾シネマコレクションで特別上映されました。現在は 日本での権利が切れて貴重な上映のため、予約は1日で満席となりました。

 

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トークでは、この『シルク』の誕生について欠かせない『ダブルビジョン』(2002 年)という映画の存在から始まり、この脚本も手がけた蘇照彬監督の紹介に続き、監督からのムービーメッセージが披露されました。

 

「日本のみなさん、こんにちは。監督で脚本家の蘇照彬です。『シルク』は僕にとってとても重要な作品です。一つは、この作品で映画監督として少し成長したことと、この映画で、今後どんな映画も撮れるという自信を持ちました。 もう一つは、俳優の江口洋介さんと美術監督である種田陽平さんという日本の映画人と一緒に作ったことです。一緒に仕事してとても楽しかったし、僕の大きな支えでした。いまでも良き友人です。 今振り返ると、この映画は完璧ではありませんが僕の情熱がこの映画に焼き付 けられているはずなので、見ていただいた皆さんにはきっと伝わっていると信じています。 次の作品は、スーパーヒーローものです。次回作も早く皆さんにお見せできれ ばと思っています」

 

『シルク』で監督が描きたかった世界の話やキャスト・ロケ地紹介に続いて、 近年の台湾映画のサスペンス・ホラー映画を紹介し、抽選会では蘇照彬監督のサイン色紙(自筆似顔絵入り)、台北電影節の小冊子、台湾で発行されている日本語雑誌「な〜るほど・ザ・台湾」最新号、台湾ガイド本「LIP 的台湾案内」を プレゼントしました。

 

今後の「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」予定

4 月に上映して大好評だった『藍色夏恋』を、多くのリクエストに応えて 12 月に再上映することが決定しました。

 

8 月6 日(土)14 時開演

作品:『KANO』 
トーク:撮影裏話。

『KANO』は人気作のため申し込みは先着順ではなく 抽選となります。
7 月6 日〜9 日までメールで受け付け、7 月11 日(月)に当選者に メールで通知。

 

9 月10 日(土)14 時開演  

作品:『九月に降る風』※権利切れのため貴重な上映
トーク:台湾映画の新人起用と俳優育成事情。

 

10 月15 日(土)14 時開演
作品:『セデック・バレの真実』
トーク:台湾のドキュメンタリー映画に秀作が多いのは なぜか…
台湾の社会と文化、それを描く監督たちの 意欲について

 

12 月3 日(土)
作品:『藍色夏恋』 
トーク金馬奨取材レポート

※予定は変更になる可能性があります。

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