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【台湾イベントレポート】台湾映画の新しい潮流を感じよう〜上映会トークショー 第2回『藍色大門』

4月23日に台湾文化センターで「台湾映画の新しい潮流を感じよう! 〜上映会&トークショー」の第2回イベントが行われました。

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第2回は『藍色大門』

予約開始3時間で満席となるほどの高い関心が寄せられ、今回も大盛況となりました。

『藍色大門』は、すでに日本で全ての権利が切れており長らく日本での上映の機会がありませんでした。今回の上映に際し14年前の作品に新字幕を付け直しました。

新字幕制作は、台湾の権利元と『藍色大門』の易智言(イー・ツーイエン)監督の協力により実現しました。今回の字幕・翻訳は2003年の日本公開時に出版された本作の小説の翻訳を担当した樋口裕子さん。

上映後の観客の感想では「台詞がやさしい感じになっていた」「いま見ても違和感のない言葉になっていた」と好評でした。

 

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また、この映画でデビューし、現在ではアジア全地域で活躍する陳柏霖(チェン・ボーリン)から、このイベントのためにムービーメッセージが届きました。

『皆さんこんにちは、チェン・ボーリンです。 『藍色大門』は僕にとって初めての映画ですから、とても意義深いです。 あの頃は何が何だか全然解らなくて、仕事というより合宿に参加している感じでした。あの頃の思い出は、僕にとって仕事というより青春時代の成長の一過 程のような感覚です。 この映画は僕を映画界に導いてくれた大切な作品で、とても重大な意味を持っています。あれから15年くらい経ったけど、初めて桂綸と易智言監督と東京 国際映画祭に参加して を行ったことを覚えています。あれからもうこんなに時が過ぎたのは信じられませんが、あの時の感動は忘れません。 今回また日本で上映の機会があり、もう一度この作品を見て味わっていただけ るのはとてもうれしいです。』

 

今回のトークショーでは、青春映画のレジェンドである『藍色大門』が生まれた背景、 桂綸(グイ・ルンメイ)と陳柏霖(チェン・ボーリン)といういまや台湾を代表する二大俳優を発掘し育てた易智言(イー・ツーイエン)監督の力量について解説され、主な作品を例に挙げた台湾青春映画の系譜が紹介されました。

今後の「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」予定

5 月15 日(日) 14 時開演
作品:『あの頃、君を追いかけた』
トーク:台湾の大ヒット映画の系譜。 旧正月のコメディ以外にヒットする要因について

6 月17 日(金)19 時開演
作品:『シルク』※権利切れのため貴重な上映
トーク:台湾のサスペンス映画の原点はここに。 最近増加傾向にあるサスペンス映画について。 台北電影節上映予定作品紹介と、これまでの 受賞作に関する話題

8 月6 日(土)14 時開演
作品:『KANO』 
トーク:撮影裏話。

9 月10 日(土)14 時開演 
作品:『九月に降る風』※権利切れのため貴重な上映
トーク:台湾映画の新人起用と俳優育成事情。

10 月15 日(土)14 時開演
作品:『セデック・バレの真実』 
トーク:台湾のドキュメンタリー映画に秀作が多いのは なぜか…
台湾の社会と文化、それを描く監督たちの 意欲について

12 月3 日(土)
作品:お楽しみ!(決まり次第お知らせいたします)
トーク金馬奨取材レポート

※予定は変更になる可能性があります。

 

 

 

 

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