- 3月11日、日本初の台湾麺線専門店が無事にオープンしました。
朝から行列が出来ていて、100食分用意していた麺線は開店からほぼ1時間で完売。
素晴らしいスタートを切りました。
マネージャーの林千笑さんは、前日までは普通の主婦でした。
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- マネージャーの林千笑さん(左)
そんな彼女がなぜ?麺線専門店を?
疑問をぶつけてみると、
「麺線が好きだから」
ただただ台湾が大好きで、麺線が大好きで、毎日麺線を食べていたいから。
でも日本には麺線が食べられる店が無い。
だったら自分でやろう!と勢いで始めてしまったのだそうです。
麺線専門店をオープンするとHP上で高らかに宣言した所、SNSなどであらゆる方面の台湾を愛する方々から期待する声が上がり、その注目度の高さに驚いたそうです。
それが大きなプレッシャーにもなったが、その方々に認められる本物を出さなくてはと台湾へ渡り飛び込みで麺工場へ。
台湾の友人が見つけてくれた工場は、阿宗麺線に麺を下ろしている工場。林さんは是非ここの麺を輸入したいと交渉するも、最初はすぐに断られたのだそうです。
最近は機械で麺を打つ工場ばかりになってきているのに、この工場は昔ながらの手延べにこだわっていて大量生産は難しいから。
しかも食品を輸出するとなると特に日本相手だと検査などの手続きが大変なため、諦めて欲しいと言われたそうです。
林さんは、だったら尚のことこの麺じゃなきゃ絶対ダメだと何度もお願いしに工場へ足を運びました。
実は林さん、中国語がほとんど話せません。言葉もわからないのに交渉したのだそうです。
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- 阿宗麺線と同じ麺工場に作ってもらった特製
その情熱に負けついに工場側がOKを出し、オープンの直前にやっと麺が届きました。
先日アップさせて頂いた映像で林さんが「やっと日本に来てくれてありがとう」と仰っていたのは、そんな苦労があったからなんです。
麺は、そのまま食べるとしんなりとしていて柔らかく、少し塩味があります。
手延べの麺は、伸びにくいから持ち帰りにしても美味しく頂けます。
スープもできる限り台湾の調味料を選び、本場の味を忠実に再現。ピリ辛スープが病みつきになります。
開店当日、平日の昼のみの営業にも関わらず沢山の方々が麺線を食べにやって来ました。
お客さんの多くが、日本で麺線を食べられるなんて嬉しいと話していました。
台湾人も多くやって来て、懐かしいと笑顔で食べていました。
その声が聞きたくて始めた麺線専門店。
こだわりの本場の味を是非お試しください。
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- メニュー看板
取材:nono
台湾麺線ホームページはこちらから。
※現在は新橋へ移転されています。