音楽フェスシーズン到来。
台湾人アーティストも多くのフェスに参加するという情報が飛び込んできていますね。そんな中、台湾原住民アーティストたちが沖縄にやってきます。
「島嶼音楽季(トウショオンガクサイ)H.O.T. MUSIC FESTIVAL」は今年で4回目。企画の発案は、国立台東生活美学館。H(花蓮)O(沖縄)T(台東)という黒潮文化圏にある文化の特性がとても似ている地域の生活スタイルや、そこから生まれている音楽を互いに認識するということが目的の一つで、継続的な交流を目指し企画されています。
台湾の島東海岸 -(花蓮,台東エリア)、中央山脈の風景には、壮大な太平洋が広がり、山や自然の海に囲まれ、古くから多様な民族がこの楽園に住んでいます。台湾東部からは多くの貴重な文化コンテンツと芸術が生み出されました。
原住民にとって、曲は自分の感情を表現する重要な要素であり、自然エネルギーを多く取り入れ、創造的な音楽を地球上の多くの人達に伝える手段です。台灣東部の音楽は、近年音楽がメディア等を通じて紹介されたおかげで、世界中に広く注目されてきました。
私たちの隣人沖縄には、近年、ポップスだけでなく、日本でも沖縄に根付く島唄の評判が認められています。沖縄民謡、ニューエイジ音楽、インディーズレーベル等は、急成長を遂げ、何年もの時間をかけて、沖縄で開催される音楽祭等にも世界中から音楽愛好家が集まるようになりました。台湾と沖縄は、文化の特性や歌は、生活の一部であることが類似しています。
このプロジェクトはさまざまな地域からの活力を集め、音楽を通じコミュニケーションを行い、互いに刺激を受ける事で文化的な火花を引き出します。国立台東生活美学館 館長 李吉崇
2014年から始まったこのプロジェクトは、最初の年は台湾で開催され、翌年は沖縄と交互にそれぞれのアーティストが島を渡り行われています。今年は、花東在住の音楽家が中心。継続的に交流ができるように、日頃から文化活動を行っている意識の高い人たちに積極的に参加してもらっているのだそうです。
注目は、映画『太陽的孩子(太陽の子)』の特別上映。映画の主題歌を歌っているアミ族のSumingや、音楽家としても活動している主演女優の阿洛(アロウ)、共同監督であるレカル.スミ監督や鄭有傑もやってきます。映画を通じて、生活の様子や風景を理解していただき、その環境で生まれた歌を感じてもらいたいと映画を鑑賞した後コンサートも行われます。
参加アーティストも自信を持ってオススメする台湾原住民のアーティストで、沖縄県内からはKACHIMBA4やTHE SAKISHIMA Meetingらが共演します。他にも昨年沖縄から音楽家が行った際に、受け入れにご協力いただいた方々や、台東の文化施設『鐡花村』で働くスタッフも音楽家として参加しているのだそうです。
最後に運営者からのメッセージをご紹介します。
今回は、開催する各地域の行政機関に共催をいただき、地域の子どもからお年寄りまで、幅広く一緒に台湾イベントを盛り上げる方法をとらせていただいています。沖縄からも、伝統芸能、エイサー、空手、旗頭なども参加いただくことになっています。
台湾とは風習や方式が似ている部分が沢山あります。地域文化を相互理解するいい機会だと思いますので、是非足を運んでいただき黒潮文化を感じてください。
美しい自然に囲まれ多様な民族が住む台湾東部地区と沖縄をつなぐイベント「島嶼音楽季(トウショオンガクサイ)」。楽しみですね。
発売情報など
イベントの一般参加は、下記が可能となっております。
6/21 辺野古コミュニティプラザ(辺野古公民館)での伝統芸能交流。無料
6/23 読谷村文化センター鳳ホール(映画上映有料)後、音楽祭コンサート。
6/24 宜野座村文化センターがらまんホール(映画上映有料)後、音楽祭コンサート。
6/25 沖縄県立博物館・美術館 無料
宿泊など、近くで手配したい方は、
OTS 大原旅行社 趙さん宛 meiyun222@hotmail.com
にお問い合わせください。
6月23日のチケットは沖縄タイムス社文化事業局
098-860-3588
rhythm@okinawatimes.co.jp
6月24日のチケットは宜野座村文化センターがらまんホール
☎098-983-26113
http://garaman.jp/sf/
指導:文化部
主催:国立台東生活美学館
企画:好的創藝工作室、你好我好有限公司
共催: 那覇市中央商店街連合会、久辺三區(久志・豊原・辺野古)、読谷村、宜野座村、宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会、 一般財団法人沖縄美ら島財団(沖縄県立博物館・美術館指定管理者)、沖縄タイムス嘉手納・読谷販売店会