台湾出身の監督が全世界へ問いかける移民の闇。
世界各国の映画祭にノミネート、上映・受賞の問題作、第一回 熱海国際映画祭インターナショナルコンペ部門グランプリ受賞作品『THE RECEPTIONIST』が静岡県で先行上映したのち、全国上映へ。

あらすじ
ロンドンの不法風俗マッサージパーラー。
客とアジア出身の女性たち、女経営者が家族の様な人間関係を装うが、しかし実態はお金とセックス、暴力に縛られた、虚構の世界。そこで働く女性たちは、移民であるが故に危険と隣り合わせの中、生き延びるのに必死でそこで働く。大学を卒業したばかりの台湾人ティナ(テレサ・デイリー)もロンドンで職にありつけずにそこで受付嬢として働く。周囲のイギリス人や恋人からまで白い目で見られるティナ。この映画は、自身もアジア出身の移民で、ロンドン在住のJenny Lu監督が、移民受け入れに舵を切った日本人に、移民する側の闇を問いかける。
(公式より)
イギリス在住の女性監督Jenny Luが、この作品を撮るきっかけとなったのは、ロンドンのヒースロー空港で自殺をした中国人の友人が英国でセックスワーカーとして働いていたこと。
アジア移民の現実を映画として世の中に提示するために、Luはクラウドファンディングで資金を集め7年の歳月をかけて本作「THE RECEPTIONIST」を製作した。
『ザ・レセプショニスト』(THE RECEPTIONIST)予告編
2017年にソチ国際映画賞&フェスティバルで最優秀映画賞を受賞し、エジンバラ国際映画祭オフィシャルセレクションで上映されたほか、アジアン・アメリカン国際映画祭をはじめ、各国の映画祭で上映・受賞。2018年の第一回 熱海国際映画祭グランプリを受けて、日本国内での上映が決定した。
まずは、5月10日からイオンシネマ富士宮にて公開され、その後5月東阪名のイオンシネマをはじめ全国の映画館での公開を予定しているとのこと。ご興味がある方は公式サイトより公開情報をチェックください。
公開情報


5月10日(金)~5月16日(木)イオンシネマ富士宮にて公開。
(追記)
10/25(金)~イオンシネマ板橋、名古屋茶屋、茨木
10/26(土)~新宿K's cinema
監督:Jenny Lu (ジェニー・ルー|盧謹明)
台湾出身、英国在住の女性監督。今回が長編映画初監督となる。
出演:Teresa Daley (テレサ・デイリー|紀培慧)
アメリカ人父と台湾人の母を持つハーフで、アメリカ生まれの台湾育ち。台湾の映画やドラマで活躍。『ハロー、グッバイ』『トランスフォーマー/ロストエイジ』などに出演。
配給:ガチンコ・フィルム