カッコいい。 やっていることは目茶苦茶だけど、カッコいい。
カッコよければそれでいい。 それが、香港ノワール。
2013年12月に香港で公開され、興収3121万HKドルの大ヒットを記録した「レクイエム 最後の銃弾」がいよいよ日本で公開されます。 この作品は、「男たちの挽歌」や「インファナル・アフェア」から受け継がれた純正香港ノワールだと前評判も高く期待されています。
私も若かりし頃「男たちの挽歌」に心を奪われた一人です。 ホーの悲しみ。マークの怒りがフィルムを通し伝わり、友情や絆の大切さを教えられました。 目茶苦茶な銃撃戦はスロー映像を巧みに織り交ぜ、"香港ノワール"は単なる撃ち合いではなく、単純にカッコいいのだと痛感させられました。 何度も映画を観ては、銃を横に向けチョウ・ユンファの真似をしたものです。 この「レクイエム 最後の銃弾」もそんな我々の期待を裏切ることなく 裏切り、悲しみ、友情、銃撃戦ー 香港ノワールの定番が詰まっています。 「インファナル・アフェア」の緊迫感。 ジョン・ウー監督やジョニー・トー監督を彷彿とさせる銃撃戦の映像美。 見どころは盛りだくさんです。 映画の前半から、展開が早く、あっという間に絶望という結末を迎えます。 こっからどうなるの?え?あれれ?なぜこうなった? 強引で目茶苦茶で、それでもカッコいい。 最後の銃撃戦への大いなる布石をちりばめたエンターテインメント作品に仕上がっています。
2014年10月4日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にて全国ロードショー! 監督・製作・脚本:陳木勝(ベニー・チャン)
キャスト:劉青雲(ラウ・チンワン)、古天楽(ルイス・クー)、張家輝(ニック・チョン)
2013年/中国=香港/スコープサイズ/カラー/ステレオ/広東語/(一部タイ語)/134分
©2013 Universe Entertainment Ltd. All Rights Reserved.
公式HP: http://requiem-hknr.jp/