歴史の経験と教訓を忘れず、戦争の悲惨さと日中両国友好交流の道のりをもう一度振り返るため、全日本華僑華人連合会と日本華人教授会議は1945年という節目の年の経験者で、日中関係に深くかかわってこられた二人の日本人を招き、ご本人の体験と歴史の経験を証言し、日中関係の今後に対する思いを語る講演会を開催しました。
ADCNEWSは2回分けて、講演会の様子をお伝えします。
まず、1回目は武吉次朗(たけよしじろう)さんの講演をご覧ください。
武吉次朗さん、1932年生まれ。1945年の終戦を中国東北で迎え、その後、中国革命に参加し、新中国の樹立に貢献する。旧満州で迎えた終戦と、中国共産党との出会い、交流など波瀾万丈の人生を語って頂きました。
1958年日本に帰国するまで、吉次朗さんは中国で「留用」されました。 1945年終戦後、中国東北部(旧満州)にいた日本人が、医療関係者、鉄道や製鉄所の技術者、空軍学校の教官などとして協力を要請され、新中国建国へ貢献をしました。それを「留用」といいます。
武吉次朗さんは自らが経験した知られざる「留用」の歴史を語りました。
講演会を企画した東洋学園大学の朱建栄教授にインタビューしました。日中関係のために、両国は何をすべきか、ビデオをご覧ください。
記事、取材:何祖杰