4月18日から5月8日までシネマート六本木で開催中の《台湾シネマコレクション2015》では、連日様々なイベントが行われております。
その中でも一番注目のイベントがウェイ・ダーション3作品を一気に楽しめる《ウェイ・ダーションの世界》です。
台湾映画史に残る名作にして大ヒット映画『海角七号 君想う、国境の南』『セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 虹の橋』『KANO〜1931海の向こうの甲子園~』を送り出したウェイ・ダーション、誰もが無理と思うことを決して諦めない精神で乗り越えてきた人だ。普段は穏やかだが現場では鬼のような形相になることもあるという。しかし、人を惹きつけて離さない。デビューからたった三作で国民的監督になり、三作とも日本と台湾の歴史と人の繋がりを描いた映画だ。しかしこれは特に日本を意識をしたわけではないと、いつも言う。そして自分が描きたいのは台湾の歴史であり、台湾人のアイデンティティだ、と。今回この三作を同時期に見られるのは、日本初である。ぜひウェイ・ダーションの世界にどっぷり浸っていただきたい。(シネマート六本木公式サイトより)
一番の目玉が『KANO〜1931海の向こうの甲子園~』ですね。
4月25日の初日には、近藤兵太郎監督役を演じた永瀬正敏さんら出演者が舞台挨拶しました。続いて、4月27日には、全島大会の実況を担当した文化放送アナウンサー斉藤一美さんがゲストで登場しました。
斉藤さんは、現在も野球実況を行う文化放送の現役アナウンサーです。
文化放送といえばライオンズナイター。私も西武森監督時代、ライオンズナイターをかかさず聞いていました。ライオンズだけを応援し、平凡なフライをホームラン性の当たりのように大げさに実況する名物アナウンサーがいたりしたので、テレビで中継があった時も敢えて音は文化放送を流して楽しんでいました。斉藤さんもそんな名物アナウンサーの1人です。
聞き手は、江口洋子さん。文化放送時代から、アジアのエンタメ番組を多数ご担当され、華流スターの来日イベントやライブをプロデュースされていた方です。私も、江口さんがプロデュースされたゲイリー・ツァオ(曹格)のライブイベントを取材させていただいたことがあります。その後、フリーで活動され台北に移住。現在は東京と台湾を行き来しながら台湾エンタメの魅力を伝えてくれています。
この日、『KANO』の上映終了後、斉藤さんと江口さんによるトークショーが行われました。撮影中のエピソードをたっぷりお話し頂いております。映画の実況シーンでは、臨場感ある実況を行うために、実際に選手達が何度も斉藤さんの目の前でプレーをし続けたそうです。
それでは、数々の裏話が飛び出したトークショーの模様をご覧ください
司会の江口さんは、KANOを既に11回、斉藤さんも4回観ているということでかなりマニアックなトークになっていました。また、斉藤さんは長年野球を見続けてきた独自の視点でKANOの素晴らしさについて語ってくれています。更なる熱いマニアックなお話をして頂きました。
楽しい裏話をお話し頂いた斉藤一美アナウンサーの野球実況は文化放送で楽しめます。
斉藤一美アナウンサーについてはこちらをご覧ください。
そんな『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』は、シネマート六本木で、あと3回上映されます。シネマート六本木の上映についてはこちらをご確認ください。
江口さんによりますと、今後も国内の様々な映画館で上映されていくとのこと。
そして、いよいよブルーレイ&DVDが発売されます。江口さんや斉藤さんのように何度もご覧になっている方も新しい発見がきっとあります。
発売日は8月5日、高校野球の開会式の前日だそうです。
こちらも楽しみですね。詳しい情報などはKANO公式サイトまで。
(記事:nono)