「台湾麺線」は3月11日に日本初の台湾麺線専門店として華々しくオープンしました。おいしくてヘルシーな台湾の麺が大好評。連日行列が出来ていました。しかし、様々な事情から、わずか半年足らずの8月31日に閉店してしまっていました。 閉店から2ヶ月後の11月3日。新橋駅近くに移動して店舗を完全リニューアル。ついに再開しました。開店当日の林さんを取材してきました。 さかのぼること2ヶ月前。
閉店し、再開を希望する声が多く寄せられる中、林さんご夫婦ははさぞかし落ち込んでいらっしゃるのかとFBをのぞいて見ると、ご主人はバーベキューしていたり釣りへ行ったりベーコンを食べていたりと何だか楽しそう。
店長である奥様の千笑さんは、台湾料理を習ったりこちらも楽しそう。
再開するというご連絡がないし、 もしかして、再開する気がないんじゃないか? もうあの麺線を食べることはできないのかーー
残念に思っていた10月。 突然林ご夫妻から、ついに場所が決まったとご連絡をいただきました。 しかもすぐに内装工事が始まると。
改装前の店舗
遊んでいたわけではなかったんだね。喜び勇んで内装工事中の店舗を訪ねました。御成門から日比谷通りを西新橋の交差点方向へ進み、郵便局を過ぎた辺りで路地をのぞくと、赤い屋根が。 絶対ここだ間違いないと足早に近づくと、あれ?赤い屋根には「雲呑(ワンタン)」の文字が。 ワンタン屋さんに変わるの?と、林さんに聞いてみたところ、ここで営業していたお店がワンタン屋さんだったのだそうです。前の店主さんが厨房器具や家具などすべてを置いていってくれたらしく、 自分たちの手で改装して、開店させると大急ぎで準備されていました。 開店するときはご連絡くださいねと店を後にし、お待ちすること2週間。 またまた突然、夜中に奥様から明日オープンするんで来てください〜とのご連絡が。 すべてが急展開の林家。 待ちに待った再開の日にお店を訪ねました。
お店は、いつもの赤いのぼりが立ち、懐かしい黒板が入り口に。 店内は真新しいテーブルと、白壁に赤いアクセント。 ゆったりと麺線を楽しめそうなお店でした。 厨房には、開店当初から働いているイアンさんはもちろん、他にも台湾人の店員さんたちが何人も。中国語が飛び交いC-POPが流れ完全に台湾の雰囲気になっています。 再開にあたって、林さんたちがこだわっていたことは、イートインスペースを設けることだったそうです。虎ノ門で開店して以来、お客さんの半分は遠方からのお客さんだったそうです。ふるさとの台湾の味をどうしても食べたくて来る台湾人の方や、東京へ来たら行こうと決めていた方など麺線を食べるためにわざわざ来てくれている方が沢山いたのだそうです。
今度店を出すなら、イートインスペースを作ろう。限られた予算の中、居抜き物件を見つけ、自分たちの手で板を切りテーブルを作って準備をしてきたのだそうです。 台湾麺線が大好きで、日本人にこの味を知ってもらいたい。 単身台湾へ渡り、阿宗麺線の工場に直談判し麺を個人輸入して始めた、あの熱い麺線愛は少しも薄れていませんでした。 遊んでばかりだと、思っちゃってすみません。 台湾料理を習っていたのは、夜営業のため。新メニューの開発のためだったそうです。現在は準備中だそうですが、こちらも楽しみですね。 しばらくは昼営業とのことです。
ルーロー飯セット
昼は、麺線とルーロー飯の定番メニュー。 セットにはなんと、フルーツがつきました。 どんぶりは、実は前の店主が麺を食べるために保温性の高いものをと特別に作ったもので、もしよかったらと置いていってくれたのだそうです。私は麺線の写真を撮りたかったのに、間違えてルーロー飯セットを頼んでしまいましたが、黒いどんぶりがそのこだわりのものです。 大きなどんぶり一杯で麺線はわずかに225キロカロリー。 ヘルシーなんです。 また、リニューアルにあたって新しいドリンクメニューが増えました。 烏梅酸梅湯。台湾では漢方の考え方がいまでも当たり前に浸透しています。疲れたときはこの漢方、風邪を引いたらこれと健康のために漢方を日常的に服用しています。 烏梅は胃腸を調えてくれる効果があります。 飲み過ぎたときや、食欲がないとき、これを飲んで麺線を食べると元気になるかもしれませんね。 この他にも様々な漢方食材が入っています。 お店に行ったときにいろいろ聞いてみるのも楽しいと思います。
いろいろパワーアップした台湾麺線。 店長の林千笑さんにインタビューしてきました。 普段は元気で明るい千笑さん。なぜかカメラを向けるとガチガチになってしまいます。 本当の千笑さんの人柄や楽しいお店の雰囲気が伝わればと思い、少し長めに映像を使いました。是非ご覧ください。
再開!台湾麺線。新天地で11月3日オープン。店長林さんに聞いてきました。
(店舗情報) 台湾麺線 住所:東京都港区新橋5−22−2 ル・グラシエルビル1F TEL:03-6435-6032 開店からしばらくの営業時間:月〜金 11:00〜14:00 HPはこちらから。
記事:nono