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【台湾・沖縄イベント情報】島嶼音樂季9/19(木)~27(金)沖縄で開催

沖縄と台湾の文化交流イベント。今年で6回目を迎えます。

 

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島嶼音樂季(とうしょおんがくき)とは?

島嶼音樂季2019(H.O.T.Island Music Festival)は、台湾の文化機関である国立台東生活美学館が主催する文化交流イベントです。花蓮(H)・沖縄(O)・台東(T)の芸術家が、それぞれの文化の相互理解を深める目的で、2014年から毎年、台湾と沖縄で1年おきに開催されてきました。 会期中は、それぞれの生活や多様な文化を理解するためのワークショップを開催すると同時に、芸術家の相互交流を目的とする共同制作の曲作りの取り組み、地域の工房や資料館、学校等の訪問や集落散策、伝統芸能交流なども実施しています。身近な地域の文化を理解し、それぞれの生活習慣などを体験することで、国際理解を促進し、近隣諸国と平和を築くための重要な文化交流となっています。(公式より

 

黒潮で繋がりある隣同士の島、沖縄と台湾。互いに似ていたり、それぞれの特色があったり。互いに繋がりを深めようというこのイベント。毎年沖縄、台湾と交互に今年は沖縄で行われます。

 

 (2年前のイベント記事)

  

期間中は台湾からやってきたアーティストと沖縄のアーティスト同士の交流イベント(一般非公開)として、那覇市八重瀬町北中城村で学校訪問や工房・資料館等の見学、集落散策などを行うほか、一般公開イベントとして、沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー2で台湾原住民の工芸展とワークショップを実施します。

また、台湾原住民と沖縄のミュージシャンによるコラボライブも入場無料で行われます。

 

  


2019 島嶼音樂季 H.O.T. islands music festival 宣導片

 

 

イベントスケジュール

島嶼音楽会・島嶼工芸展は一般公開、他は非公開
9/19(木)10:00~11:30
: 記者会見(沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー2)

9/20(金)・21(土):音楽家交流ワークショップ・楽曲共同制作(那覇市D-Set Cafe)

9/23(日)11:00~18:00:まーさんマルシェ×島嶼音樂会(パレットくもじ前)
沖縄アーティスト:Soluna/島の音Project(HIRARA・坂元健吾・砂川敏彦)/KACHIMBA IRIS
※一般公開・入場無料
※台風の影響が予想されることから、翌9/23(月祝)に延期させていただくこととなりました。(9/20追記)

9/23(月祝)17:30~20:30島嶼音樂会(那覇市文化てんぶす館テンブスホール)
※一般公開・入場無料
沖縄アーティスト:Shaolong To The Sky/KOHAMOTO Produced 島嶼 ORCH(こはもと正・仲村奈月・大城貴幸・大城太郎・高尾英樹)/下地イサム
台湾アーティスト(両日共):蔣進興と第二代マラン吟唱隊(アミ族)/アフェLaka Umaw拉卡・巫茂ラカウマゥ(セデック族)/徹摩 Cemelesai Pasasauv(パイワン族)/臺東大學音樂系 音原獻バンド(アミ族ブヌン族パイワン族・タロク族・プユマ族


9/24(火):文化体験(沖縄県工藝振興センター・八重瀬町立具志頭歴史民俗資料館・虹亀商店)
9/25(水):地域交流・集落散策(八重瀬町
9/26(木):地域交流・集落散策(北中城村

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島嶼工芸展

9/19(木)~27(金)島嶼工藝展(沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー2)
※一般公開・入場無料
花蓮・台東の4地区から、繊維製品や木彫りなど、台湾原住民による手工芸品55点と製作工具を展示。 9/19(木)~21(土)はDIYワークショップあり
(初日14:00~15:30、2・3日目16:00~17:30、各日10名まで・先着順)。

 

 

こうした沖縄と台湾の文化の交流を続けていくことで、その活動が地方自治体や市民社会組織へと広がり、大きな動きに繋げていこうと考えているそうです。

 

公式サイト

詳しいイベント情報などは公式ホームページをご覧ください。

 

島嶼音樂季2019 Official Webへはこちらから
※トップページ右上で「JA」を選択すると日本語表示になります

島嶼音樂季 facebookページはこちらから

 

島嶼音樂季2019 関連機関

指導:文化部
主催:国立台東生活美学館
共催:一般財団法人沖縄美ら島財団 (沖縄県立博物館・美術館指定管理者)
執行單位:力譔堂整合行銷股份有限公司
企画・制作:左岸生活設計有限公司・你好我好有限公司・漢創國際音樂

制作協力:NPO法人沖縄イベント情報ネットワーク(箆柄暦)
Pro Sound STACK/新舞台/トリドリファクトリー

協力:東亜旅行社/OTS大原旅行社/D-Set Café/パレットくもじ久茂地都市開発/デパートリウボウ/浮島ガーデン/沖縄県工芸振興センター/八重瀬町/八重瀬町教育委員会/虹亀商店/北中城村観光協会/北中城村島袋区自治会/中部広域市町村圏事務組合/一般社団法人 琉球台湾商工協会/ 沖縄県立芸術大学附属研究所・久万田晋研究室(伝統芸能部門)

後援:台北駐日経済文化代表處那覇分處/沖縄県/沖縄産業振興公社台北事務所/那覇日台親善協会/沖縄タイムス社/琉球新報社/沖縄テレビ放送/琉球放送/琉球朝日放送/ラジオ沖縄/エフエム沖縄

【台湾ライブ情報】Suming主催の原住民コンサート 2019海邊的孩子-東京公演9月15日開催

10ヶ月振りの東京でのコンサートです。 

 

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 Suming主催の「海邊的孩子」の東京公演が今年も行われます。

 

 昨年のライブリポートは、こちらをご覧ください。

 

「海邊的孩子」東京公演では、昨年同様台湾で行われたライブで観客の人気投票1位になったバンドがSumingと一緒に来日します。

果たして今年来日するバンドは!?

参加するアーティストをご紹介します。

【2.0樂團 2.0 Band】

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2.0樂團(2.0バンド)

「2.0樂團」は2019年に開催された音楽イベント「海邊的孩子」のために、台湾原住民であるパイワン族ルカイ族出身の子どもたちが結成したバンド。

台湾の屏東出身、魯凱(ルカイ)族と排灣(パイワン)族のメンバーで、民族の言語で創作をしている。女性ボーカルKiviさんと2本のギターにパーカッションからなるバンド。自らの部落の思い、そして生活の中での大切な事に関して創作をしている。シンプルな方法で、自身のストーリーを歌い、華やかな編曲も無く、特に飛び抜けた歌唱力というのもなく、ただただ自分の生活の中で生まれるありとあらゆる感情を、音楽にして表現する。(公式より)

 

Facebook公式:https://www.facebook.com/maiting.wu

Youtube公式:https://www.youtube.com/user/work10231113

 

オープニングアクトには高偉勛-Shan Hay

昨年台湾で行われた「海邊的孩子」で審査員特別賞を受賞し、晴れて東京公演のオープニングアクトに選ばれました。

 

高偉勛は、台東の建和( Kasavakan 部落)部落出身のプユマ族で、ギター一本で弾き語る原住民ポップミュージック界において今注目の新世代原住民創作アーティストの1人。ジャムシャオ、林宥嘉、レイニーヤンが司会を務める台湾の人気オーディション番組にも出演中で、人気上昇中のアーティストです。

自分と周りの人々のストーリーを歌にする創作を続ける一方、台北と台東を行き来し、プユマ族の建和(Kasavakan)部落の伝統歌謡を「部落アルバム」に収録する活動にも力を注いでいます。年配の方、若い人たち及び子供たちに歌い継ぐことにより、まるで昔ご先祖様が口づてで文化を伝えるような形で次の世代に伝承します。

今、命のストーリーを歌っていた頃に戻り、是非一緒にこの山の、台東の、私たちの、原住民青年の音楽ストーリーを一緒に聴きに行きましょう。(公式より)

 

 

 開催情報

主催のSumingは、イベント全体の流れや演出も全て携わり、ライブの始まりから最後まで笑いが絶えない楽しいライブとなっています。台湾原住民の伝統と今を伝える、「海邊的孩子」たちの演奏を是非ご覧ください。

 

時間|2019年9月15日 (日) 開場19:00 /開演19:30
場所| 青山 月見ル君想フ(ライブハウス)
ticket|前売 3,800円 当日 4,300円(共にドリンク代600円別)
チケット予約(購票網址)|http://uminoko19.peatix.com
公式サイト|https://www.wawanoliyal.com/

 

 

 

 

 

【イベント情報】9/21〜9/29京都で初の個展 アメリカ人アーティスト エリカさんの描く日本の四季

「日本ではその月その月がとても特別なんです」(エリカ・ワード)

 

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9月21日(土)から9月29日(日)まで、古都・京都で水彩画アーティストのエリカ・ワード(Erica・Ward)さんによる個展「年月~としつき」が開催されます。テーマは、日本の四季。エリカさんが感じた日本の四季を水彩画で表現します。

ADCnewsでは、これまでエリカさんの作品を何度か紹介してきました。

 

 

今回は、個展に向けて制作中のエリカさんを取材。個展へかける思いを伺いました。

 

個展のキーワードは「時の流れ」

春、夏、秋、冬と四季がある日本に魅力を感じたエリカさん。今回の個展「年月~としつき」では、キーワードを「時の流れ」と決めました。作品では「日本」と「京都」の2つのテーマでエリカさんがみた季節の移ろいを描きました。

 

シリーズ《年月》:エリカさんの定番の作品でもある美人画と日本の季節を掛け合わせた水彩作品。月ごとに1人づつ12人の女性で彩ります。

シリーズ《京都の季節》:京都ならではの1年を、食、建物、行事、自然、風景など様々な要素を描き、余すことなく京都の日常を表現したカレンダー。6枚の作品となっています。

 

エリカさんの目で見た日本と京都の季節感を存分に楽しめる内容となっています。

 

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インタビューに答える水彩画アーティスト エリカさん

 

京都で初めての個展

きっかけはSNSでした。ギャラリーのオーナーさんが、エリカさんのInstagramで作品を目にし、その作風と会場の雰囲気がピッタリということで、個展をやってみないかと依頼。その後エリカさんは京都まで足を運び会場を見学。ギャラリーは日本的な雰囲気が漂う昔ながらの京都らしい建物で、作品が際立つ空間だと感じたエリカさんは、快諾したのだそうです。

移り変わる1年をテーマにシリーズ作品を作ってみたかったと話すエリカさん。以前から興味があった日本の季節を題材に出来たことにわくわくしているそうです。

 

日本の四季を描いたシリーズ《年月》12作品

エリカさんのアトリエにお邪魔したのは8月の中旬。作品製作の真っ只中でした。

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製作の様子

「日本は毎月必ずその月のシンボルとなるようなものがあります。例えば、スーパーマーケットに行けば、いつも季節に合わせた装飾がほどこされ、季節に合わせた食材が売られています。変化に富む日本のスーパーマーケットの雰囲気が大好きです。クリスマス、お正月、成人式、節分、桜、鯉のぼり、アジサイ、台風、紅葉、雪・・・と、四季を忘れることがないです。」
と、話すエリカさん。

 

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日々の生活の中からエリカさんが切り取った日本の四季は、私たち日本人にとっても新鮮に映る作品となっています。

 

作品をご紹介します。

 

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《七夕》(7月)
 

 

日本の7月の風物詩と言えば、七夕。色とりどりの短冊が装飾された竹と、星が散りばめた着物をまとった女性の水彩画。明るく鮮やかな色合いは、作品全体に魔法のような不思議な世界観を作り出しています。着物の星々は銀河、すなわち天の川をイメージさせたもので、七夕ならではのコーディネートに仕上がっている1枚です。

 

エリカさんの故郷はカリフォルニア。日本ほどの寒暖差はなく、四季の変化は芝生の色から感じるなど僅か。もしかしたら、カリフォルニアで育ったエリカさんの方が季節の変化に敏感なのかもしれませんね。 

 

シリーズ《京都の季節》6作品

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製作の様子

実は、京都は思い出深い場所。名古屋の大学に留学にした時は、京都に観光で何度も行き、その魅力に惹かれていきました。さらに、京都へのアクセスが良い大阪に住んでいた時は、1カ月に1回は訪ねる常連でした。地元の友人の家に泊まりながら、観光客というよりは生活者のように京都で過ごし、ゆったりと時の流れを感じながら、古都の空間を満喫したそうです。

 

「京都の人は自分たちの伝統にものすごく誇りを持っている。」

そう話すエリカさんは、京都の観光地だけでなく、暮らす人々にも目を向けてきました。その中で、多くのインスピレーションを得たと言います。

 

作品をご紹介します。

 

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《福の年が始まる:京都の1・2月》

 

新年を迎える京都の雪景色と行事を表現した作品です。1月上旬に、ゑびす神社で行われる商売繁盛・家運隆昌を祈願する初春のお祭り「十日ゑびす大祭(通称:初ゑびす)」や、舞子さんが豆まきをする2月の節分など、京都ならでは行事が描かれ、成人式や節分など日本の一般的な行事を題材にしつつも、地元の雰囲気がしっかりと感じられる1枚です。

 

エリカさんは、作品を作るにあたり、自身の京都での体験だけでなく、図書館やインターネットで京都を調べて、自分がイメージする「京都」と実際の「京都」とのバランスが取れるように意識したそうです。また、作品にはエリカさんにとっての発見が散りばめられていますので、ぜひ個展で探して見てください。

  

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きめ細やかな筆運びで色付けをしていく

京都と東京は、どちらも現代と伝統を感じる場所ではありますが、その在り方に違いがあるとエリカさんは言います。

 

「東京は高層ビルが立ち並ぶ利便性を追求している現代の空間に、寺社や石碑などがひっそりとあり、歴史の積み重なりが感じられ、江戸時代の精神が根付いていますが、京都は今まさに現代と伝統が立ち並び、一望できる空間だと思います。」

 

高層ビルに囲まれている東京は常に変わり続けている街ですが、掘れば掘るほど、街の歴史や昔ながらのたたずまいなど色々な形跡が見えてくる場所。その一方、京都は現代と過去が同じ空間に存在し、歴史が流れている。あの有名な鴨川に行けば、平安時代の人がどんな生活をしていたかが想像出来、歴史上のものとしてだけではなく、実際に今も存在するものとして見ることができるのが京都の魅力だとエリカさんは考えます。

 

昔の人が眺めてきた景色が今も残る京都には、東京にはない現代と伝統の共存空間があることに今回私も気づかされました。

 

北斎の絵には、両国橋から富士山が見える作品があるけれど、今はその景色は見れません。でも、その景色は記憶として積み重なり、今の人たちにも受け継がれていると思います。」

エリカさんの鋭い観察力から日本の姿を教えてもらっている気がしました。

 

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インタビューに答えるエリカさん

最後に、エリカさんからメッセージを頂きました。

「この個展を通じて、日本の各月の美しさを堪能してもらい、時間の流れを感じもらい、各月へのイメージを掻き立ててもらえたらうれしいです。それぞれの月がとても特別だってことを感じて頂ければ嬉しいなと思います。」

 

今回のインタビューで私が印象に残ったのは、エリカさんの故郷・カリフォルニアの夏は日本のような夏雲はなく、乾燥して、雲の一つない真っ青な空だということ。その為、日本で当たり前のように見る雲1つでさえもエリカさんには新鮮に感じ、ここでの生活は、発見の連続だそうです。

なにげなく流れていく日本の日常。しかし、海外の人から見れば、実はとてもユニークで、面白さと奥深さがある。芸術の秋にふさわしい、日常に隠れた日本の魅力を発信してくれるエリカさんの個展にぜひ足は運んでみてはいかがでしょうか。

 

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個展情報

【個展名】年月〜としつき

【開催時期】2019年9月21日(土)〜 9月29日(日)11時~18時 *入場無料

*休廊日 9月24日(火)、9月27日(金)

【作家在廊日】21日(土)、22日(日)、23日(月)13時~17時

【場所】ジェイ・スピリット・ギャラリー

【住所】京都市中京区衣棚通三条上ル突抜町126「ちおん舎」内 

Facebookページ】https://www.facebook.com/events/374725270087850/

【ギャラリーWebページ】https://j-artist.com/2019/08/18/erika/

【最寄駅】烏丸御池駅

【主催・連絡先】J-spirit Gallery 

info@j-spirit.com

075-255-4743まで

 

 

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